「貧乏はつらく、悔しく、悲しいものだが、いいこともある。それは、世の中への関心を促すからだ。」
少年時代の貧しい経験が、社会への疑問や知的好奇心の原点となったことについて。
自伝全二十五話から抽出した、心に響く名言と語録。政治家としての覚悟、人生哲学、義理人情——米田建三の言葉が紡ぐ人生の知恵。
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「貧乏はつらく、悔しく、悲しいものだが、いいこともある。それは、世の中への関心を促すからだ。」
少年時代の貧しい経験が、社会への疑問や知的好奇心の原点となったことについて。
「人間にとって、つらいことは成長のための糧になりうるのだ。」
貧困が社会への関心を生み、それが様々なことへの関心につながった経験を振り返って。
「人間は機械の部品ではない。関心の分野がアンバランスな時もある。人間の成長は、長いスパンで考えるべきだ。」
高校時代、学校の勉強に身が入らず、好きな分野ばかり読んでいた自分を振り返って。
「この世が、私たちの歴史が、無名の一人ひとりの人生の集積であることを知った。」
大学時代、市井の人々との交流を通じて得た学びについて。
「歴史には教科書に書かれているような正史と、巷の無名の人々によって語られる裏面史がある。そして、後者に真実が隠されている。」
横浜の裏町で出会った人々の話を聞いて、歴史観について語る。
「無名の人々の人生の集積こそ歴史である。」
横浜で生涯を終えた外国人の足跡を訪ね歩いた経験から得た確信について。
「「こんなバカでも国会議員になれるのか?こんなことではいけない。日本がダメになる」。心底そう思った。この時、自らが政治の道に進もうという思いの火種が胸の中にともったのだ。」
世襲議員の拙い就任スピーチを聞いて、政治家を志すきっかけとなった瞬間について。
「人間として生まれたからには、とにかく理屈抜きに生きる。生きることは理屈ではない、そんな思いにさせられたのだ。」
妻との出会いが、人生への懐疑にとらわれていた自分に与えた影響について。
「「うちはね、君のための文学同人誌ではないんだよ。公園のベンチで寝ているようなオジサンがゴミ箱の中から拾って、ページをパラパラとめくり、引き込まれるような記事でないとだめなんだよ。説明を聞かないと理解できないような文章は文章ではない!」」
アサ芸の先輩デスクから、読者に響く文章の書き方について教えられた言葉。
「「記者さんね、人間にはいろんな面があるんだよ。あんたたちは、その一面だけをとらえて面白可笑しく書けば、それで終わり。週刊誌会かい?毎週、他人の人生ドラマをつまみ食いして歩いているんだな。よくも悪くも、生身の人間の人生だぜ。あんたたち自身の人生はどこにあるんだよ。人の人生をつまみ食いして終わりかい?」」
取材相手から、週刊誌記者の仕事のあり方について問いかけられた言葉。
「傍観者ではない究極の行動者、政治家になろうと思ったのだ。」
週刊誌記者の仕事に疑問を感じ、会社を辞めて政治家を志す決意をしたことについて。
「「日本は大変なことになったが、これから本当に自由と民主主義に基づく国家をつくるチャンスかもしれない」」
祖父が亡くなる際に父に残した言葉。
「人間の生存に対し、最も強力に影響力を発揮するのが政治なのである。」
政治の本質と重要性について語る。
「「今まで付き合ってくれてありがとう。もう、東京へ帰っていいよ。俺はもうじき死ぬ。でもお前は必ず不死鳥のように甦って、夢を達成してくれ」」
松本での選挙戦で支えてくれた友人が、死の直前に電話で語った言葉。
「「米田さん、そんな人にぺこぺこ頭を下げるような稼業につくのはやめなよ。アンタなら新宿でひとかどの男になれる。俺たちと生きようよ」」
新宿のT氏とS氏が、横浜市会議員への挑戦を止めようとした言葉。
「混乱の中にこそチャンスありだ。」
横浜市議選の選挙区再編という混乱期に、チャンスを見出したことについて。
「人間努力だけではどうにもならない。チャンスに巡り合う運も必要だ。その運も、目標を諦めずに努力し続けることから開けるという人もいるが、いくらがんばっても運に恵まれないことがある。人生は大宇宙から見たら一瞬の夢の如し、やるだけやってダメでも仕方ない。やらないよりましだ。その覚悟で生きればよい。」
消防団との出会いを「運」と捉え、人生における努力と運について語る。
「「尊敬できる人に対して以外は、やたらに人に頭を下げてはいけない。人間はプライドを捨ててはいけない」」
妻が父親から受けた教育について。
「「当選しても横浜市会議員をいつまでもやるつもりはありません。私はなるべく早く国政に挑戦するつもりです」」
経済後援会の会長就任を依頼した際、相手に本音を語った言葉。
「一度しかないチャンスは逃がしてはいけない。」
衆議院議員への挑戦を打診され、即座に決断したことについて。
「「米田さん、約束を果たすよ。市会議員で満足しちゃダメだよ。応援するから、国会へ行くんだ!」」
再会したMが、かつての約束を果たし、国政挑戦を後押しした言葉。
「「丸裸の徒手空拳でここまで来たのだ。世襲のお坊ちゃま政治家や金看板の官僚政治家ではない。地べたから這い上がってきた野武士じゃないか。花も嵐も覚悟のうえだ。乗り切って見せる。いや、乗り切れなければ、それも人生」」
東京地検特捜部からの事情聴取を前に、妻と交わした言葉。
「「どうぞ、お帰りください。もう二度とお呼びすることはないでしょう。どうか、立派な政治家になってください」」
事情聴取を終えた特捜検事が、米田建三にかけた言葉。
「自己保身や世間体を考えれば、面会に行かないのが常識だろうが、私は常識よりも男気を通すほうを選んだ。」
逮捕されたMに面会に行った理由について。
「男には男気という言葉がある。女の場合、彼女のように粋でカッコイイ奴をなんと言うのだろう?わが妻ながら立派だと思った。」
妻がMの夫人に生活費を送っていたことを知り、妻の行動を称賛する言葉。